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第47号~足湯(2016年11月)


今回のコラムでは、冬に身体をあたためる足湯の効能について三つにまとめてお話ししていきます。このコラムをお読みになった方が、足湯を実行して下さったらとてもうれしく思います。

 

効能その1:温める
冬になると湯たんぽを手放せなくなる方がいらっしゃいます。足先が冷えてしまい眠れなくなるからです。そもそも足先は、循環する血液の量が少ないところです。血液には身体を温めるはたらきもあるため、血液の流れる量が少ない足先は冷えやすい部分といえます。また、そのような部分は、身体の老廃物が溜まりやすく、それを放っておくと通過障害を起こし、むくみが発生する原因ともなります。そのような方は一度足湯をしてみて下さい。足をお湯につけると真っ赤になります。それにより、足先の血管はふくらみ、たくさんの血液が通過して、老廃物が循環します。お風呂に入り、全身が温まったときより、足に集中する温かさがたいへん気持ちのいいものです。冷えが原因の膝の痛み、腰痛などに悩まされている方にはとても効果のある治療法といえます。

 

効能その2:風邪を治療する
足湯は風邪のひきはじめにとても効果があります。背中がぞくぞくして、寒気があり、汗が出ていないときが最適です。お風呂に入るときのように、着替えの際、裸になることもないので、寒気に当たらずにすみ助かります。せき、たん、鼻づまり、からだのふしぶしが痛むときは、肺の風邪です。足首のくるぶしの上5cmくらいから下を温めます。また食欲不振、はきけ、腹くだしなどの症状があるときは胃腸の風邪です。膝から下を温めます。いずれの風邪の場合も、浴室をよく温めて、身体から汗が少しにじんでくる程度で終了します。

 

効能その3:内臓を休めて免疫力を上げる
身体というのは、命ある限りいつも熱を発しています。これが生命現象というものです。その熱の源は内臓です。もちろん筋肉でも熱を発生しますが、やはりその熱源も内臓の一つである肝臓です。私たちが、お風呂や足湯が心地いいと感じるのは、外部から熱が加わることで、内臓の発熱する仕事が楽になることも理由の一つと思われます。足湯をすることで、内臓は、本来であれば発熱に費やすエネルギーを、ほかの仕事に回すことができるのです。したがって、余力が出てきて、身体の中に悪いものが入り込みにくい。また、たとえ入ったにせよ、撃退することが容易になります。これが足湯で免疫力が上がる所以です。

ここから、足湯の実際です。用意するものは、両足をゆったり漬けることのできる桶、お湯、熱湯を入れたポット、温度計、雑誌、お気に入りの音楽などです。ややぬるめの温度のお湯からスタートします。ならし運転です。身体に熱を加えようとする場合、いきなり熱すぎる温度のお湯に漬かるのはよくありません。40℃くらいからはじめた方が深いところまで熱が浸透します。その後、ヤケドをしないように、ポットの熱湯を加えて、温度を上げていきます。最終的には、ふだんお風呂に入るときよりも3~5℃温度をあげます。時間的には15分を目安にして、身体からじんわりと汗が出はじめたら足をお湯から上げます。

 

ポイントです。
お湯から上げた両足をじっくり観察してください。体調が悪いときは、どちらかの足の赤みがうすくなっています。そこで、赤みのうすい方の足だけをもうしばらくお湯につけます(5分を目安に)。両足の色がそろえば終了です。水分が残らないようにゆびの間までたんねんにふきとります。すぐに靴下をはいてコップ一杯の白湯を飲みます。足湯の後の水分補給は、汗で失われた水分を補うと同時に、尿量を増やし老廃物をスムースに排泄する意味をもちます。風邪の引きはじめの場合は、首のまわりを冷やさないようにタオルなどを巻いて眠りにつくと、翌朝かなり症状が楽になっています。体調が悪いときは用意がたいへんなので、元気なときにお試し下さい。お湯の温度はだんだん下がってくるので、かたわらに熱湯をいれたポットをそなえて、足し湯をしながらお湯の温度を一定に保ちましょう。

なお、ご病気により、足湯することがふさわしくない方がいらっしゃいます。ご心配の方は、主治医とご相談の上、行なってください。

 

元氣堂通信   コメント:0

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