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第49号~お風呂は注意して(2017年1月)


先日新聞で入浴関連死について書かれた記事をみかけました。一年間でおよそ一万数千人の方々がお亡くなりになっているようです。原因はお風呂に入ってから出るまでの間におこる血圧の急変動にあります。柔軟性を失い、古くなった血管は、その変動にとても対応できません。具体的には血管が破れる、あるいは血管にゴミ(血栓)が詰まるなどがおこります。このようなことが脳や心臓でおこればまちがいなく命の危険にさらされます。
お風呂に入る場合には、まず脱衣所で裸になります。そのときに冬であれば寒さによる緊張で血管が細くなり血圧が上がります。もし風呂が熱すぎる温度であれば、お湯に入るとさらにからだに力が入り血圧が上昇します。しばらくお湯につかっているとほっとリラックスして血圧が低下します。気持ちがいいひとときです。でも気持ちがいいのはここまで。お湯からあがるとまた寒い脱衣所での着替えが待っています。もちろんまた寒さによる血管の収縮で血圧が上がります。これでは血圧のジェットコースターのようなものです。上がったり下がったりまた上がったりで血管がその変化についていけません。とくに血圧が低いところから上昇するタイミングが要注意です。高齢者の血管は、かたかったり、その内側もささくれ立ったりしています。お湯につかり血管が広がっているところに、脱衣所の寒さにより急に血管が縮まる。そこに大量の血液がスピードを上げて流れ込むと、血管が破れる、あるいは内側から、かすが流れ出し、詰まるなどの危険が高まります。
あたりまえのように入浴していますが、血管の収縮と拡張の観点からみると冬場にはとても大変な行為です。脱衣所の温度はできるだけ、高く設定して入浴による温度変化を最小限にしたいものです。集合住宅などは、比較的温かい環境にありますが、一戸建ての家はすきま風が入り込みやすいのでヒーターなどの暖房器具を設置することをおすすめします。一番危険なのが飲酒の後の入浴です。このような習慣は早めにやめておいた方が身のためです。また湯あがりに冷えた風に当たらないでください。脳卒中や心筋梗塞の危険が高まります。

では、冬におすすめの入浴法です。
1.脱衣所や浴室内は前もって温めておく。できれば一番風呂は避ける。
2.入浴時間は短めにする。お湯の温度はぬるめが無難。
3.お酒を飲んだ後などのように、のどが渇いた状態での入浴はひかえる。

* もし可能であれば…冬になったらお風呂は温かい入浴施設で昼間入る。

 

これまで、お風呂の嫌なところばかりお話ししてきましたが、お風呂は血液循環を改善するとてもすぐれたものだと思っています。よく眠れるようになりますし、気分転換もでき、なにしろ気持ちがいいものです。個人的には平均寿命が世界的にトップレベルなのはお風呂がひとつの要因ではないかと思っています。ただし、冬には注意する必要がある、というお話をさせていただきました。

 

 

元氣堂通信   コメント:0

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