過敏性腸症候群(IBS)・頭痛・生理痛・腰痛・五十肩・座骨神経痛・腱鞘炎|横浜・保土ケ谷・天王町

過敏性腸症候群・疼痛治療の元氣堂鍼灸院|横浜・保土ケ谷

過敏性腸症候群


40代 女性
お腹の張りと痛みがつらい。20代の頃から良くなったり悪くなったりをくりかえしてきたが、ここ2~3年、症状が悪化してきている。便は下痢するほうではなく、どちらかといえば便秘がち。つい最近人事移動があり、それにともなう席替えでお腹の張りと痛みがいちじるしく悪化するようになった。3年前に、内科を受診して、内視鏡の検査をしたところ、器質的な異常はないとのこと。西薬を服用していたが、効果がないので現在は止めている。食欲があまりないのでどんどん瘦せてきており、それがとても心配。ベストの体重から5キロ以上落ちてしまったため、もう少し体重を増加させたい。目をよく使う仕事のため、くびや肩が常にこっている。

 

もともと胃腸の働きがそれほど強くない方は、環境の変化などのストレスがまっすぐにお腹に変化をもたらせやすい。この方の治療に際して、一番大切だと感じたのは、まず食欲を回復させること。体重が5キロ以上落ちてしまっているので、まずは食欲を回復させて、体力を向上させることを目標に治療を行うことにした。朝食のトーストとサラダをごはんとお味噌汁に変えていただき、一週間に一度の鍼灸治療と自宅での灸を2か月継続すると、体重が1.5キロ増えた。お腹の張りや痛みも午前中にはほとんど感じない。ただし昼食後にお腹の張りと痛みが少しずつ出てくる。その後しばらくの間、小康状態が続いていたが、治療を始めて半年ほどすると、一週間のうちに2~3日、お腹の張りをほとんど感じない日があるようになってくる。便秘がちだったお通じも改善し、だんだん体力もついてきており、休みがちだった会社も休まないで行けるようになってきた。治療を始めて1年が過ぎたころ、患者さんの口から「あきらめなくてよかった」という言葉が発せられた。持病のように長く付きまとう疾患も、鍼灸の治療をこつこつ続け、食事を変えることで治っていくことを実感したからこその言葉であったように思える。くびや肩のこりも以前のようにつらくなく、体重もさらに増加して体調が安定してきている。まだ鍼灸治療は継続しているが、症状のほとんどは緩解しており、疲労回復と再発の防止のための治療を3週間に一度行う程度まで、快復をみせている。

 

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ぎっくり腰(急性腰痛)


症例) 40代 女性
痩せ型、長身の女性。立ちっぱなしの給仕のお仕事をされている。冬場に寒風にさらされての仕事中、重いものを持ちあげたときにギクッと音がした。それ以降はおっかなびっくりの歩き方で仕事を早退して来院された。

 

腰部の筋肉が硬直しており、足腰が冷えきっている。痛みで腰部の曲げ伸ばしができない。治療ベッドに乗って、うつぶせになるのもひと苦労。その日の治療の目標は腰部の筋肉の硬さをやわらげることで、それは鍼治療を行うことで達成できる。しかし、腰部の筋肉が硬直している状況では、すんなりと鍼を刺入することができない。そこでまず足の筋肉を全体的にほぐすことにした。足の筋肉をやわらかくすると、おのずと腰の筋肉もやわらかさを取り戻し、鍼の刺入をスムーズにさせるからだ。太ももの裏、膝の裏、ふくらはぎ、足の裏にあるポイントを念入りにほぐす。なかには、足をほぐすときの痛みで音を上げる方もいらっしゃるが、治療後には楽になっているので、少々の我慢はしていただくことにしている。とくに足の裏の土ふまずのところを念入りにほぐす。その後、硬さがゆるんだ腰下肢のツボに鍼と灸の治療を行った。足腰が冷えきっていたので、お灸は心地よかったとおっしゃる。治療後、ベッドからゆっくりではあるが自力で起き上がることができ、来院時とは見違えるほどの足取りで帰宅された。初診でほぼ8割は回復していたが、ご本人がまだ心配だったため、その後もう一度治療を行い、ぎっくり腰の治療を終えた。その後、問題なく以前のように仕事ができるようになっている。

 

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臀部から右太もも前側へのしびれ及び痛み


症例) 30代 男性
一週間前から右太もも前側のしびれと痛みが続いている。10日前に起こった腰痛がこの症状のきっかけとなっている。しびれと痛みは右の臀部から右太もも前側にかけてつながっている気がする。十数年前に腰部椎間板にヘルニアがみられると整形医より診断が下されており、それ以来腰には人一倍気を付けていた。仕事でしょっちゅう重いものを持たなくてはならない。このところなんとなく嫌な予感がしていたので3週間前からは腰痛防止のためのコルセットで腰部の筋力を補強していた。ところが10日前に重いものを持ったところ、ついに腰部に激痛が走った。それ以来、腰部に激しい痛みが生じ、今でこそその痛みが徐々におさまりつつあるが、臀部から右太ももの前側に走るような痛みと、それにともないしびれが発生した。夜は痛みで起きることもあり、よく眠ることができない。また、うつぶせの状態ができない。しゃがむと症状が楽になる。この痛みと関わるような内科的な疾患はみられない。

 

初診では、うつぶせの体位が取れず、横向きと仰向けで治療を行った。治療後、しびれと痛みは改善していたが、翌日に再び悪化。しかし、翌々日からは快方に向かう。初診から3日おいて、2診目の治療にいらしたときには、はじめのときにあった症状が3割減少していた。夜も痛みで起こされることなく眠ることができるようになっていた。痛みがもっとも改善していたが、その代わりに右の大転子の付近のしびれが目立ってきた。今度はうつぶせになることができたので、その姿勢で腰部と臀部、および大転子を中心に治療した。3診の前には、すでにしびれと痛みがかなり改善されており、3診後にはほぼ発症前の状態となる。再発を防ぐために、その一週間後に治療を行い症状の確認したところ、臀部から右太もも前側へのしびれ及び痛みの状態はほぼ消失している。治癒まで2週間に及ぶ4回の治療を終えた。

 

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坐骨神経痛


症例) 60代 女性
10日前に友人の葬儀に参列した。そのときに寒さ、風に長時間さらされることになった。その翌日に、腰部全体が痛み、右の臀部、太もも、膝、足のすね、ふくらはぎ、足の指にかけて痛みが生じるようになった。さらに5日前のバス旅行で、長時間シートに座ることになり症状が悪化した。整形外科でX線検査を受けたところ、腰椎の変形はあるが、腫瘍などの大きな疾患はないと言われ安心することができた。坐骨神経痛と診断され、整形外科で治療を受けたものの、緩解しないので来院された。

 

腰部は硬くこっている。臀部や太ももの裏は押すと痛む。初診のときは主に鍼を用いて坐骨神経の通過するラインに停滞する病邪を疏通する目標で治療を行った。翌々日の2診のときには、病状が3割回復していたので、初診と同様の治療を行った。その3日後の3診のときには、歩くのがずいぶん楽になった、とおっしゃっていたが、起床時のズーンとする重い痛みはまだある。3診を終えると、膝から下の痛みやしびれなどの症状が8割改善していた。臀部や太ももの裏の痛みはまだ残っている。その後、4~6診と治療を続けることで、腰の硬いこり、臀部や太ももの裏の痛みやしびれがほぼ感じなくなるまで改善した。起床時のズーンとする重い痛みも消失していたため、3週間におよぶ6回の治療を終えることにした。

 

 

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頸から肩、背中にかけての違和感


症例) 50代 男性
来院の一週間前に車を運転していたところ、大渋滞に巻き込まれること7時間。疲労をかかえたまま一晩眠る。翌朝目を覚ますと左の頸と肩にかけて肩甲骨の一点を中心として違和感がある。するどい痛みはない。腕にはしびれも感じる。長時間の運転をする以前から疲れがたまっており、肩や腰にコリを感じていた。それ以来、自然に治るのを待っていたが、徐々につらくなってきたので来院された。整形外科では診察を受けていない。

 

もともと疲れがたまっており、肩や腰にコリを感じていたところ、長時間同じ姿勢を保つことにより発症。治療は圧痛点の膏肓、天宗、肩貞、臑兪などのツボに灸と鍼をして、その部位の循環をよくすることを目標とした。肩甲骨の付近を温めたり、お風呂に入ると、少し症状が楽になるということなので、とくに灸を多用した。初診の治療で症状が半減。かなり楽になり、しびれがなくなったとおっしゃる。さらに続けて2回の治療を行うと、はじめに在った症状の8割が改善された。ほんのわずかなコリを感じる程度である。この方は体質的に血液循環や水分の代謝が悪いうえに、疲労もたまっており、自分でからだを治癒するはたらきが低下していた。したがって、このように病状が長引いたのだが、鍼灸には、患部に停滞する病邪を流し、正気を回復するはたらきがあるので、症状の改善がみられた。

 

治験例 五十肩 治験例   コメント:0

頸から肩、背中にかけての痛み


50代 女性
2~3日前から右の頸から肩、背中にかけて、痛くてズキズキする。居ても立っても居られない。ときどき右腕に痛みが走る。整形外科を受診するが、X線およびMRI(磁気共鳴画像診断装置)による検査結果に異常はみられない。痛み止めとビタミン剤を処方されて服用するが、まったく効果が現われない。もともと肩こりが強いが、今回の痛みはそれと違う感じがする。ひねった、ぶつけたなどの外傷はない。内科的には特別気になるところはない。

 

比較的に急な症状で、痛みの程度も強い。背中に触れるとやや熱をもっている。浅い鍼、単刺で、経気を疏通する。このような急性期の痛みに対してお灸、マッサージなどを行うと、かえって症状が悪化することがあるので、鍼だけの治療とする。初診では、大きな変化はみられない。続けて2診を行うが、1割程度の回復で、まだほとんど痛みが改善されない。3診目にしてようやくはっきりとした変化が現われ、痛みが半減する。その後に2回の治療を行い、治療を始めて2週間で、居ても立っても居られない痛みは消失する。痛みには、まだ名残のようなものがあるが、肩こりも改善して日常の動作に問題がないということなのでいったん治療を終えることにした。その後に症状をお伺いする機会があったが、再発はしていない。

 

治験例 肘・腕の痛み   コメント:0

健康維持


症例) 60代 男性
すい臓がんの外科手術後、体重および体力が落ち、手足も冷えるようになった。その回復とがんの再発防止を目標に来院された。術後の抗がん剤治療の直後は副作用により、頭重、倦怠感、悪心などがある。しかし数日たてば、食欲もあり、定時間の勤務もこなすことができる。肩こり、腰痛なども疲労により発症する。

 

この方は手術する前から体重が12キロ減少した。治療では胃気および陰陽の回復をはからねばならない。腹部正中線上には手術痕があるので、その部位は避けて、滑肉門、天枢、大巨、関元、手三里、足三里、三陰交、背部兪穴に灸を施術した。いずれも消化器系の働きを改善するツボである。自宅でも同様のツボに施灸していただくことにした。治療を始めて一年以上たつが、手足が温かくなり、土気色だった顔色も赤みが差すようになった。体重の変化はないが、食欲があり、便通もよく、身体もよく動くと喜んでいる。このような術後の体力回復の鍼灸治療は、数年単位で行う必要があるが、自宅での灸治療を行っていただければ、そう通い詰めていただかなくとも良い効果が得られる。

 

治験例 体質改善   コメント:0

過敏性腸症候群


40代 女性
もともとお腹が弱い。3年前、単身赴任を経験してからひんぱんに下痢するようになった。腹痛に発熱をともなうことがあったので、病院で検査を受けるとウイルス性腸炎と診断されたこともあった。いつも便が軟らかく、調子が良いときは1回で済むが、悪い時には4~5回トイレに行かなければならない。2週間前からお腹がいつもしくしく痛み、ときに刺しこむようにキリキリ痛むので、病院で検査を受けたところ、器質的な問題はなく、過敏性腸症候群と診断された。膨満感はあまり感じない。お腹がよく鳴る。夜になるとじんましんが出ることがある。また生理時には強い痛みをともなうことがある。20代のころに急性膵炎を患ったことがある。ビオフェルミンを飲んでも効果がなく、医師から処方された過敏性腸症候群の薬を服用しても期待した効果が現われずに来院された。

 

身長と体重のバランスは、はっきりとしたやせ形。色白でどちらかといえば冷え症。お酒を飲むと症状が悪化することは分かっていても付き合いでついお酒を飲んでしまう、とのこと。この方にまず提案したのは、上手にお酒の場から遠ざかること。それとからだの中を冷やす食生活をやめていただくこと。あとは自宅で簡易灸を継続すること。じっさいの治療は、お腹を中心に行い、手足の胃腸と関連するツボにもお灸をした。目標は陰寒の邪を去り、正気を補うこと。週に1度の治療を4回続けたところ、普通便が1日に2回出るまでに回復した。さらに4回続けると、痛みがほとんど気にならなくなる。さらに治療を続けること1か月で複数回の下痢、腹痛といった症状がみられなくなった。生理時の痛みも改善したところで治療をいったん休止して、様子を見ていただいているが、すこぶる体調が良いとのこと。

 

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肋間神経痛


80代 女性
疲れてくると、あるいは疲れを自覚しなくても定期的に胸やわき腹の骨と骨の間や骨際が痛くなる。笑ったり、深い呼吸をすると、肋間にひびき、痛みがよりいっそう顕著になる。いつも痛みがある分けではなく、症状には波がある。胸やわき腹にかけて押すと痛むところがたくさん現れる。背筋がまっすぐ伸びておらず、いつも猫背になっているためか、この頃は腹筋までつってしまうこともある。

 

肋間神経痛には特にお灸がとても良い効果を発揮する。主に圧痛とこりを目当てに施灸する。簡易灸でもよいが、それよりも直接小さなモグサをひねって燃やした方がよく効く。また肋間神経痛の方は、背中にある膈兪や肝兪といったツボ、およびその周辺にこりができていることが多い。ここも大事な治療ポイントなので、お灸や鍼治療を行う。この方に対してもこのような治療を行ったところ、すぐに改善をみせた。治療は1回で済むこともあれば、2~3回続けることもある。この症状は定期的に発生するが、自宅で簡易灸をしていただくことにより、症状が激しいものではなくなり、さらにどんどん頻度も少なくなってきている。以前に比べて背筋も伸び、腹筋がつることも少なくなってきている。

 

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脊柱管狭窄による坐骨神経痛


60代 男性
ひと月以上前から右の太ももが痛かったが、ある日、突然に激痛が走った。近所の整形外科で、X線およびMRI(磁気共鳴画像診断装置)による検査を受診したところ、脊柱管狭窄による坐骨神経痛と診断された。右足の太ももの表と裏が最も気になる部位であるが、腰や臀部にも押すと痛むところがある。歩いていると急に激痛が走るので、それが怖い。じっと横になって安静にしていたり、お風呂に入ると楽、とおっしゃる。この痛みと関わるような内科的な疾患はみられない。

 

この方の脊柱管の狭窄の状態は、それほど著しいものではなく、外科的な処置を要するものではない。たとえ脊柱管に狭窄の症状があっても、それほど重度でなければ、そのまわりをサポートする質・量ともに良好な筋肉や靭帯があればよい。腰部の筋肉をはじめとする組織が充分に機能していないときに、脊柱管の狭窄の症状が現れ、今回のように足に激痛が走ったり、しびれを生ずることになる。この方は、お灸による治療を、たいへん心地が良いとおっしゃっていた。鍼灸の治療における、お灸の配分を高めて治療を組み立てた。一週間のうちに3回の治療を行うと、前屈運動ができるまでかなりの症状改善がみられた。さらに二回の治療を行うと、右の太ももが痛かったところ、腰や臀部の押すと痛むところがすっかりおさまった。治療は2週間、5回であったが、患部の周りの筋肉が正常に機能するようになったと判断した。脊柱管の狭窄はあっても、周りの筋肉を良い状態に保つことができれば、症状が現れづらくなること、また自宅で簡単にできるお灸のやり方とそのツボの位置をお話しして今回の治療を終えた。

 

治験例 治験例 腰部脊柱管狭窄症   コメント:0