第14号 ~ 隠し味の妙(2006年12月)
甘いものをお好きな方、とても多いと思います。
食後や疲れたときに甘いものを食べるとなんとも癒された気分になります。 本当、くせになりますよね。
でも、みなさんはご存知ですか?
私たちがお菓子を食べて感じる甘さは砂糖、それも精製された白砂糖のことが多いということを。
そして、砂糖には「甘い麻薬」という別名があることを。
動物実験でうさぎに無制限に砂糖を与えたところ、うさぎは目の前に砂糖がある限り、飽きることなく食べ続けたそうです。
どうやら砂糖には麻薬性があるようです。
私たちも知らず知らずに砂糖の麻薬性に束縛されているのかもしれませんね。
食後や疲れたときのお楽しみであるお菓子をやめることはありません。
人生の楽しみですから。
でも砂糖の取り方にはメリハリをつけたほうが良さそうです。
砂糖の取り過ぎは、言うまでもなく健康をそこなう原因となるからです。
省くことができるときには、砂糖を使うことをやめてみましょう。
そこでおすすめは、料理のときに使う「ひとつまみの塩」です。
かぼちゃなどの野菜には特有の甘味があります。
もともと甘味をもっている野菜に、追いうちをかけるように砂糖を使うのは何だかもったいない気がしますよね。
そこで、塩の登場です。
少量の塩は、野菜の本来もっている甘味をひきだしてくれます。
甘味を引きだすのに、塩を加えるというのは逆転の発想です。
これぞ隠し味、というのでしょうね。
できあがった料理を食べてみると、本当に砂糖を入れてないの?というくらいしっかりした甘味を感じさせてくれますよ。
かぼちやの煮物などでぜひお試しください。
なお、詳しいことはお気軽におたずねください。