第4号 ~ 足湯(2006年2月)
みなさん、「足湯」をご存知ですか?
知ってはいても実行しているひとは少ないでしょうね。
足湯は風邪のひきはじめ、食べすぎ飲みすぎでおなかの具合が悪いときにとても効果があります。
風邪の場合、せき、たん、鼻づまり、さむけ、からだのふしぶしが痛むときにはくるぶしから下を温めます。また食欲不振、はきけ、腹くだしなどの症状があるときには膝から下を温めます。
基本的には、ふだんお風呂に入るときよりも3~5℃温度をあげます。
少し熱いと感じるくらいのお湯に足をつけて、からだからじんわりと汗が出はじめたら足をお湯から上げます。
さて、ここからがポイントです。
お湯から上げた両足をじっくり観察してください。体調が悪いときは、どちらかの足の赤みがうすくなっています。
そこで、赤みのうすい方の足だけをもうしばらくお湯につけます(5分を目安に)。
両足の色がそろえば終了です。
水分が残らないようにゆびの間までたんねんにふきとります。
すぐに靴下をはいてコップ一杯の白湯を飲みます。
くびのまわりを冷やさないようにタオルなどを巻いて眠りにつくと、翌朝かなり症状が楽になっています。
体調が悪いときは用意がたいへんなので、「慣らし」で元気なときにお試し下さい。お湯の温度はだんだん下がってくるので、かたわらに熱湯をいれたポットをそなえて、足し湯をしながらお湯の温度を一定に保ちましょう。
足湯を生活サイクルにくみむことができれば、病院のお世話になる回数もグッと少なくなりますよ。
今年はとくに冷え込みがきびしくお医者さんも混雑しています。
空気の悪い待合室にながながと座らされているよりも、自宅でのんびり足湯されてみてはいかがでしょうか。