第9号 ~ グッバイ、夏の冷え(2006年7月)
夏になると、よく感じることがあります。
お店屋さんに入ったり、乗り物にのった瞬間、とっても涼しいことです。
はじめのうちは、気持ちがいいものです。無条件にそう思います。
でもしばらくその中にいると、なにか羽織らずにはいられなくなります。
そしてだんだん、無駄な冷気にたいしてイライラしてきます。
いまの日本、これだけ空調が「整っている」と冷えから身体を守らなくては、すぐに体調をくずしてしまいます。
皮肉なことに、冬よりも夏のほうが冷えによる疾患がふえてきたように感じます。
では、元氣堂から夏の冷えに対抗する方法を三つあげてみます 。
① 汗をかく
夏は暑いもの。
たくさん汗をかいて悪いものを出す季節です。
からだにとって良くないものを出すべき季節に、冷房完備のところにいては出ていくべきものも出ていきません。
ですから、なるべく冷房から遠ざかった生活をこころがけます。
そんな生活は無理という方、朝晩のすずしい時間帯にかるく汗ばむ運動を日々の生活に取り入れましょう。
② 冷飲冷食しない
夏に冷たいものを口に入れないというのは、かなりむずかしいことだと思います。
今まで冷蔵庫の冷たいジュースを飲んでいた人に熱いお茶をすすめるのは、かなり無理があります。
ですから段階的に習慣を変えていきます。
アイスクリーム・ジュース⇒南国の果物⇒すいか⇒トマト・きゅうり⇒冷たすぎない麦茶⇒熱いお茶という具合に。
そこまでは無理という方、冷たいものがどうしても欲しくなったら口の中で体温とおなじくらいの温度にしてからのどに流しこみましょう。
③ 足湯をする
今日は少し冷えたかな?と思ったらすぐに足湯。
くわしくは元氣堂通信の2月号「足湯」に書いてありますが、足首のまわりにはおなかの中の大切な臓器に直接影響をおよぼすツボがたくさんあります。
足首をいつも温かくしておくと、おなかの血行も良くなり、生理も安定して泌尿器の気になる症状も改善していきます。
冷気は足元に吹きつけます。
厚手の靴下やサポーターなどはいて、足首を冷えから守りましょう。