過敏性腸症候群(IBS)・頭痛・生理痛・腰痛・五十肩・座骨神経痛・腱鞘炎|横浜・保土ケ谷・天王町

過敏性腸症候群・疼痛治療の元氣堂鍼灸院|横浜・保土ケ谷

当院での過敏性腸症候群(IBS)の鍼灸治療


mgr.gif当院での過敏性腸症候群(IBS)の鍼灸治療mgr.gif

 

当院の鍼灸治療
当院の特徴は漢方的な考え方にもとづく鍼灸治療です。鍼灸で過敏性腸症候群(IBS)に対して治療を行うとき、「患者さんの偏ったからだのバランスをもとに戻す」「ストレスに強いからだをつくる」ことに目標をおきます。漢方的に言うと、患者さんのかたよった陰と陽、気と血、寒と熱のバランスを調えます。
このようなからだの偏りを解消することで、患者さんが本来そなえている免疫力、からだの調整能力を上げることができます。

 

鍼灸によるタイプ別治療、自宅でかんたんにできるお灸治療の指導食生活の指導などで、全面的な治療をすすめてまいります。

 

タイプ別治療
漢方的に以下のように大きく5つのタイプに分類します。 それぞれのタイプごとに、もっとも適したツボがあります。 そのようなツボに、はりやお灸をすることで過敏性腸症候群(IBS)による不快な症状を改善していきます。
実際には、いくつかのタイプを併せている患者さんが多数をしめます。 そのようなときには、それぞれのタイプにもっとも適したツボを融合させて治療を行います。

 

タイプⅠ 下痢と便秘をくりかえす。 膨満感が強い、おならがたくさんでる。 お腹を締めつけたくない。 残便感がある。 ストレスにより症状が悪化する。

 

タイプⅡ 便はやわらかい。 もともとお腹は下しやすい。 お腹がしくしく痛む。 体力には自信がない。 疲労により症状が悪化する。

 

タイプⅢ 便がかたい(便秘)。 お腹が脹りやすい。 便意をあまりもよおさない。 排便後、動悸や息切れがする。 疲れやすくいつも倦怠感がある。

 

タイプⅣ 水っぽい下痢が多い。 朝早く便意で目を覚ますことがある。 寒がり。 とくに腰や下半身が冷えやすい。 冬季や冷えにより症状が悪化する。

 

タイプⅤ 便はベトベトして、水で流しても便器に残りやすい。 便やおならの臭いが強い。 胃もたれや吐き気をもよおすことがある。 口の中が不快。 お酒、脂っこいもの、辛いものなどを食べると症状が悪化する。

 

家庭灸のツボ


太衝(たいしょう)

taishou.png足の甲の側、親指と人差し指の間、押すとひびくように感じるところ。
このツボは気のめぐりをよくします。ストレスにより悪化する過敏性腸症候群(IBS)を改善します。

 

 

 

 


足三里(あしさんり)

 

ashisanri.png膝を立て、すねの外側の太い筋肉の上方、押すとひびくように感じるところ。
このツボは胃腸のはたらきを正常にします。疲労により悪化する過敏性腸症候群(IBS)を改善します。


 

 

 

 


合谷(ごうこく)

goukoku.png手の甲の側、親指と人差し指の間、押すとひびくように感じるところ。
このツボはとくに大腸のはたらきをコントロールします。お腹が脹る、おならやげっぷがでやすい、などガスに悩まされる過敏性腸症候群(IBS)を改善します。

 

 

 


三陰交(さんいんこう)

saninkou.png足の内くるぶしの近く、膝に向かい5~6センチほど上ったところ、骨際にある。
このツボは婦人科疾患によく用いられます。女性の過敏性腸症候群(IBS)を改善します。

 

 

 

 


陰稜線(いんりょうせん)

inryousen.png膝の内側、太い骨の際にあり、押すとやや痛みを感じるところ。
このツボは水分の代謝を調節します。むくみ、尿が出づらいなどにともなう過敏性腸症候群(IBS)症状を改善します。

 

 

 

 

 


食生活の指導

 

過敏性腸症候群(IBS)の人の3分の1から3分の2に食物不耐症があるといわれます。 食物不耐症とは、ある特定の食物を取ると、消化器を中心としたさまざまな症状がでる病症のことです。

 

たとえば、乳製品にふくまれる乳糖などを摂取するとおならが出たり、下痢しやすくなる方がいらっしゃいます。このような方を乳糖不耐症といいます。 ほとんどの方には、このようにお腹の状態を不安定にするような食べものがあります。それらを探り、食べないようにする、というのがひとつの方法です。

 

また過敏性腸症候群(IBS)の患者さんは、漢方的にみた場合、陰と陽、気と血、寒と熱のバランスがそこなわれています。そこで、患者さんの体質を詳しく尋ね「偏ったからだのバランスをもとに戻す」ための食事指導をしていきます。

 

漢方薬

kusuri.png桂枝加芍薬湯は下痢にも便秘にもよく効きます。

 

小建中湯桂枝加芍薬湯に飴(アメ)を加えて甘くしたもので、たいへん飲みやすく、小児の過敏性腸症候群(IBS)による腹痛などにとてもよく用いられます。

 

また便秘とおならや膨満感が強いものには、桂枝加芍薬湯大黄を加えた桂枝加芍薬大黄湯が用いられます。
いらいら解消のはたらきのある柴胡を含んだ、柴胡桂枝湯逍遙散などもよく用いられます。

 

桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)・小建中湯(しょうけんちゅうとう)

お腹がしくしく痛い、しょっちゅうお腹が痛くなり便意をもよおす、疲れやすい、疲れると手足がほてる、もともと便がやわらかい、体質がそれほど強くないタイプに用いられる。

 

柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)・逍遙散(しょうようさん)

転勤、転校、転居など精神的な環境の変化で便通が不調になる、精神的ストレスにより便意をおさえることができない、ふだんから憂鬱、不安感が強い、排便後に残便感があり一日に何度もトイレに行く、便秘と下痢をくりかえす。

 

過敏性腸症候群(IBS) 過敏性腸症候群(IBS)の鍼灸治療   コメント:0

この記事に関連する記事一覧